2022年06月30日

物価高騰にどこまで耐えるか問題

 物価高騰(インフレ)がものすごい勢いになっています。水道光熱費、ガソリン代、食品全般など、生活に直接影響するところが上がっているのでたいへんです。給与など収入が増えないのに、支出が増えるから、生活がどんどんきびしくなります。

 原因はいくつもあって、全世界的なところでは、新型コロナウイルス感染症パンデミックによる混乱があります。人の流れが止まったことにより、工場が止まったり、物流が機能しなくなりました。輸出入も遅れがちで、その影響があります。そこに、ロシアによるウクライナ侵攻という戦争の影響です。とくにウクライナは豊かな大地にめぐまれ、小麦などの輸出国なので世界規模で命に関わる影響があります。また、ロシアは燃料、肥料原料などの輸出もあるため、ただでさえ高くなっていた原油(石油)価格が上昇したり、化学肥料が不足するなどの影響もあります。
 日本の事情でみると、円安の進行があります。円がドルやユーロなどに対して安くなると、輸入品の価格が高くなります。主な輸入元であるアメリカや中国、アジア諸国からの品物がのきなみ高くなっているのです。
 戦争やパンデミックが終わっても、この世界規模での混乱や円安、原油高はすぐには収まらないと考えられるため、インフレはしばらく続くと考えられます。残念ながらそれに備えるしかありません。

 はますかむすびでは、過去6年でおむすびについては2〜3品目、原料の値上げによってやむなく値上げしたほかは開店当初のままの値段で提供しています。お惣菜については、原料の肉や食用油などの価格上昇に合わせて一部値上げしたものもあります。最近では、唐揚げの「もも」だけ値段を変えさせていただきました。

 当店の現状を申しますと、おむすびについては、米や海苔は年間契約で生産者から直接いただいているので送料など少し値段は上がっていますがそれほど影響はありません。おむすびの具材については、ほとんどが国産で、やはり生産者から直接いただいているものについては送料のみの値上げ、それ以外の食材については値上げされたものもありますが、ぎりぎりがんばっている状況です。ただ、魚介系については、来年に向けて相当な値上げが予想されるため不安を抱えています。
 お惣菜については、肉、野菜、食用油、調味料がすでに値段が上がっており、今後も少しずつ値段が上がると考えられます。とくに食用油やマヨネーズなどの油製品はびっくりするほど値段が上がってしまいました。
 もうひとつ、テイクアウト店としては衛生上、保健所から容器はワンウエイ(使い捨て)を使うことが求められています。お客様が容器を持参された場合には、それにお入れしますが、ほとんどの場合、プラスチック容器を使います。このプラ容器の値段が毎年のように上がっています。石油製品ですから当然ですね。しかも、先の消費税増税で8→10%になっていますからたいへんです。
 買い物袋の持ち歩きは定着しましたが、ぜひ、食品保存容器や弁当箱など、おむすびが入る容器のご持参にもご協力ください。

 はますかむすびとしては、おむすびは日常の食べものだという考えで、安心できる高品質な食材を使い、できるだけ価格を抑えて提供したいと思っています。
 そのためいくつかの工夫をしています。
 ひとつが、「現金のみ」です。キャッシュレスはとても便利ですが、店側はキャッシュレス運営事業者から決済利用料がとられます。だいたい3〜4%ぐらいです。100円の商品だと3、4円ですね。わずかなようですが、もともとそれほど利益がないので、キャッシュレスを導入すると全体の値上げを考えることになります。ですから、できるかぎり現金のみの経営を続けたいと思います。もっとも、お客さんからは「○○使えますか」というお声をいただきますし、現金の持ち合わせがないからとせっかくご来店いただいたのにお帰りになる方もいて申し訳ない気持ちもありますが、そのような事情なのです。

 もうひとつが、前日までの予約のお願いと販売ロスの削減です。おむすび弁当は前日までの予約を除き最大10食しかご用意しません。そのほかにも、できる限りロスのでないようにつくる数や量を抑え気味にしています。売り切れでお望みのおむすびが購入いただけないこともありますが、ロスを出さないためなのです。そこで、必ず食べたいおむすびやお弁当の用意については、ご予約をお願いしています。ご予約があれば、その分は差し引いて準備ができます。前日までの予約割引(おむすび5%引き)は、ロスを出さないお礼です。

 今後のことですが、そうはいってもだんだんきびしくなっているのを実感しています。
 そこで9月からは、「お箸・おてふき」を有料化します。
 おむすびについては、すくなくとも2022年は値上げしません。
 お惣菜については、品目によっては随時値上げすることがあります。
 2023年以降については、また考えます。

 願いは、まず戦争が終わること。
 そして、みなさんの給料や年金など所得が上がることです。
 そうでないと当店のような個人事業の店はやっていけなくなります。
 経済(経済政策)に振り回されて、生活が苦しくなるのはほんとうにおかしいことです。
 だれもが明日の心配なくおいしくごはんが食べられるような世界にしたいです。
 
posted by むすびぃ at 20:35| 日記